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官報は明治15年に提出された時の参議・山縣有朋の建議に基づ
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き発行されるようになったもので、明治16年(1883)7月2日の創刊です。
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官報は、国が発行する唯一の法令公布の機関紙として、また国の
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政策を周知したり、国民の権利義務に関連する各種の公告を掲載
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する重要な機関紙として、休日を除き毎日発行されています。
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ちなみに現在の「官報」の題字は、当時の太政大臣・三条実美の筆
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になるものです。
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明治時代の官報は、法令の公布ばかりではなく、国の施策を周知
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するなど、新聞的な色彩の濃いものでした。また明治23年の帝国
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議会が開催されると、その議事内容を国民に公表するため、「議事
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速記録」が官報の付録として発行されました。
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昭和21年に占領軍の命令で「英文官報」が発行されたり、戦後の
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物価統制のために「物価版」が発行されたこともあります。また昭和
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28年からは毎週水曜日に、政府の広報事項をまとめた「官報資料
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版」が発行され(現在は発行終了)、昭和48年からは、法令を理解
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しやすくするため「法令のあらまし」が掲載されるようになりました。
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